今回のねらい Adobe Creative Suite 3が、6月22日に日本で発売されます。
Dreamweaver、Fireworksにとっては、以前の発売元だったMacromediaと現在の発売元であるAdobeが2005年4月18日に合併してから、Adobeブランドとして初めてのバージョンアップとなります。 今回は、CS3バージョンアップの概要をご紹介します。バージョンアップを考えている方は、ぜひご一読ください。
総評先行で行われた新製品発表会に参加して、各ソフトのバージョンアップを見てきました。今回のバージョンアップの目玉は、以下のように感じました。 - ●旧Macromedia製品とAdobe製品のデータの連携が取れている
- 例えば、FireworksでPhotoshopのデータを読み込む、FlashでIllustratorのデータを読み込むなど、Macromedia製品とAdobe製品のデータの相互にやりとりする場合に読み込めなかったり、データ化けが発生したりとさまざまな問題がありました。今回のCS3のバージョンは、完全互換が実現できていると感じました。地味なバージョンアップ項目ですが、実際に仕事をされている方には、「お互いのデータがそのまま読める」ということが、とても便利だと感じていただけると思います。
- ●Device Central
- モバイル(携帯)コンテンツを作る場合、キャリアごとの動作確認を取る必要があるのですが、そのシミュレーションをしてくれるソフトです。ただ単に表示確認だけではなく、回線スピードを考慮した動作確認や、Flashコンテンツの動作確認ができるなど、デモをみる限りは、結構使えそうなので、楽しみです。
- ●Dreamweaver
- 「Spry」というAjaxアプリケーションを簡単に使うための機能が加わりました。「Spry」を使うことで、例えばページの一部をタブで切り替える・プルダウンするメニューバー視覚的に楽しい動きのあるページを作ることができます。また、CSSレイアウトのページを構築するためのさまざまな機能アップも楽しみです。
- ●Fireworks
- 一番大きいのは、PhotoshopやIllustratorとの互換性のアップですが、サンプルサイトを作る場合に便利な「ページ機能」やボタンなどのパーツを拡大縮小した場合に文字が崩れないようになる「9スライスの拡大・縮小機能」など、細かい部分のバージョンアップで更に便利になりました。
パッケージの違い今回のCS3では、「Web」・「DTP」・「MOVIE」とあらゆる分野でのクリエーションに使われるソフトが関わってくるために、統合パッケージも複数存在します。ここでは、特にWeb系のクリエーションに限定してパッケージの違いをご紹介します。 【注】 以下の情報は、2007年6月5日現在の情報です。内容・価格が変更する場合もありますので、必ずAdobeサイトにてご確認ください。 参考URL: http://www.adobe.com/jp/special/cs3upg/pdfs/CS3_UPG_3WAY.pdf Adobe Creative Suite 3 Web Standard従来のMacromedia製品中心のパッケージ。Macromedia STUDIO( Dreamweaver・Fireworks・Flash・Contribute )相当を希望の場合はコレ。 - STUDIO8からのアップグレード → 49,800円
- CS2からのアップグレード → できない
- 通常版 → 126,000円
参考URL: http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/web/standard/ Adobe Creative Suite 3 Web PremiumWeb Standardに加えて、Photoshop・Illustratour・Acrobatが同梱。 Macromedia STUDIO+Adobe CS2相当を希望の場合はコレ。 - STUDIO8からのアップグレード → 111,000円
- CS2からのアップグレード → 111,000円
- 通常版 → 226,000 円
参考URL: http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/web/features/ Adobe Creative Suite 3 Design PremiumDesign Standardに加えて、FlashとDreamweaverが同梱。「DTPとWeb両方をするけど、Fireworksを使わずPhotoshopを使う」場合はこのパッケージでも。 ※Web Premiumにはない「InDesign」が付いてくる。 - STUDIO8からのアップグレード → 138,000円
- CS2からのアップグレード → 138,000円
- 通常版 → 298,000 円
参考URL: http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/design/features/ Adobe Creative Suite 3 Master Collection「Web」・「DTP」・「MOVIE」全ての分野で利用できるパッケージ。Adobe製品全部入りパッケージ。 - STUDIO8かCS2片方からのアップグレード → 325,000円
- STUDIO8とCS2両方からのアップグレード → 249,000円
- 通常版 → 398,000 円
参考URL: http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/mastercollection/ アップグレードポリシーAdobeは、「アップグレードできるのは、バージョンで3世代前まで」というアップグレードポリシーを決定しました。 今回発売のCS3は、以下のバージョンがバージョンアップの対象となります。 - Macromedia製品 → MX・MX2004・8
- Adobe製品 → CS2・CS・Photoshop7.0・Illustrator10
つまり、今回発売のCS3へバージョンアップしないと、バージョンアップの機会を逃してしまうのは、 - Macromedia製品 → MX
- Adobe製品 → Photoshop7.0・Illustrator10
をお持ちのユーザーです。CS3のうちなら、同じ料金でバージョンアップできますので、もし製品を使い続けるのであれば、バージョンアップするに越したことはないでしょう。 購入時のプラットフォームの選択購入時にWindows版なのかMacintosh版なのかを選択するのですが、購入後にWindowsからMacintoshにパソコンを変えた場合、パッケージ版ではMacintosh版を新たに購入し直さなくてはなりません。 パッケージ版ではなく、アドビライセンスプログラムを利用すると、購入後にライセンスのプラットフォーム(Windows あるいは Macintosh)を切り替えることができます。 参考URL:アドビライセンスプログラム http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/openoptions/ 【注意】 1ライセンスで、WindowsとMacintoshの両方のパソコンにインストールし、切り替えて使う(2台を同時使用しない)ということはできません。 ※ちなみに、1ライセンスで同時使用しなければ2台のマシンまでのインストールが認められていますが、2台のプラットフォームは、同じでなくてはなりません。 【お詫び】 本コラム初回の記載では、「アドビライセンスプログラム」利用で、1ライセンスでWindowsパソコンとMacintoshパソコンの両方にインストールし、切り替えて使う(2台を同時使用しない)ことが可能という記載をしていましたが、後日サポートに確認してできないことが分かりました。 深くお詫びを申し上げます。
バージョンアップ、私の場合私の場合は、Macromedia Studio8とAdobe CS2の2ライセンスを持っています。その2ライセンスをまとめて「Adobe Creative Suite 3 Master Collection」へのバージョンアップ(249,000円)を…と考えましたが、映像系の仕事はしないので、After EffectsやPremiereを購入する意味はないかなと思い、断念。結局、「Adobe Creative Suite 3 Web Premium 」へのバージョンアップ(111,000円)に落ち着きそうです。また、購入予定のMacintoshパソコンに対応するために、余った1ライセンスでMacintosh版を購入しておくのか?、それとも1ライセンスを譲渡の形でオークションにかけるのか?を悩んでいる所です。
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